サターンリターンの最新話35話は2020年8月24日の週刊ビッグコミックスピリッツ2020年39号に連載されております!
ここでは、サターンリターンの最新話である35話のネタバレについてや、感想・考察を紹介していきたいと思います!


Contents
サターンリターン35話のネタバレ
出会い
加絵子が美大に進学したのは、幼い頃から地味な割に自己顕示欲が強かった彼女が『人並みの幸せ』を掴むための妥当な選択だった。
『何者か』になりたいというよりは、ありきたりな人生からは自由でいたい、それが夢だった。
加絵子は創作に滲み出るほどの中心を持ち合わせてはいなかった。
それに比べ、二浪で同学年だった木野は学生当時から幾つもの賞に入選する、軍を抜いた才能の持ち主だった。
「俺は好きやったで、作品。」
先生から写真の評価をされた後、木野は加絵子にそう話しかけてきた。
天才に褒められたことに加絵子はお礼を言おうとふりかえるーーー…
「待って。そのまま、ゆっっくり、俺のほう見て。」
木野は加絵子にカメラを向け撮り始めるーーー…。
急接近した二人の関係がむき出しのその写真で、木野は最年少で業界最高の稲田周平賞を獲った。
加絵子の人生は興奮の急流に呑まれるようだった。
圧倒的な才能を至近距離で支える、加絵子にとってはこれ以上ない大役だと思うのだったーーー…。
限界
木野の元に仕事が次々と舞い込んで、被写体が加絵子でなくなっても加絵子は献身を続けるつもりだった。
その日加絵子は週刊誌に木野と被写体の女の子がホテルから出てきた写真がスクープされている記事をコーヒーを飲みながら見ていた。
「加〜絵子。毎回毎回ウケるやんな。これがゴシップ写真撮る人間の表現の限界。それよか俺にもコーヒー淹れてや。」
後ろから加絵子を抱き寄せ木野は甘い声で話しかけてくる。
加絵子がこの女の子と『なんでもないの?』と聞いてみる。
木野は加絵子がコーヒー淹れてくれないと悟り自分で淹れながら、作り手にも受け手にも器量の差ってあるから『なんでも』というのは受け取り側の素質の問題だと返す。
木野にとっていい写真になるかだけが重要なことやし、『何かある』とかしょうもない尺度で考えたことがないのだと。
「…つまり、このコとセックスしたん?」
加絵子の問いに木野はため息、そしてそんなことが加絵子にとって重要なら『していない』と言って話を終わらすのだった。
加絵子にはわかっていた……何かあればいつもお決まりの創作論、卑俗な疑惑は全部受け手の器の問題だと。
木野が他の女性と恋をすること、自分にはもう興味が向けられないこと…それも加絵子はわかっていた。
苦しみから楽になりたいなら方法はひとつ、木野の都合で完成された宗教を妄信すればいい。
加絵子は木野が寝ている時彼のスマホを触るーー…パスコードは加絵子の誕生日を入れると開いた。
そんな妻の誕生日を暗証番号にして、水際で情に訴える安直で卑怯なテクニックも自分への間と勘違いすればいい。
木野が初めて自分を見つけてくれた時の、あの電撃が確かだと感じたようにーーー…
なのに加絵子は涙が止まらないのだったーーーー…。
壊す者 壊される者
「7年をやり過ごして…離婚したい理由は夫いわく、『性格の不一致』らしいです。」
加絵子の話に小出は少し付いていけなくなる。
木野の言うとおり浮気は白の可能性も…白っていうか限りなく黒に近いグレー見たいなと小出が話していると、加絵子は『別れる時にわざわざ別の女がいるって事実を自分ならわざわざ言うか』と言ってきたので小出は黙った。
加絵子は信じたかったし、アオイに会う前なら信じようとしたかもしれない……でもどのみち壊れてしまうのだけど…と呟く。
そんな中、理津子が急に笑い出す。
「壊れる寸前って興奮しちゃいません?私の夫も、多分今頃ワクワクしてるでしょうね…『やっと自分の笑うターン廻ってきた』って。」
理津子は離婚届を眺めながらそう話す。
人間って厄介……人と人が出会うと、心が動かされちゃう方と動かしちゃう方に分かれてしまう。
動かされた方はいつも、後になって騒ぐーー…『心返して』って……動かした方は動かす気なんてないのに。
その気はないのか知らないけど、動かされて壊される方の立場は苦しいと加絵子が話す。
「大丈夫です、壊された人間は必ず壊します。時間と場所が変わっても、心がそのチャンス逃しませんから。」
理津子は加絵子の言葉にそう返し、離婚届を折り始めるのだったーーー…。
報復合戦
その頃東京のあるホテルで一史と元嫁の直子が食事をしていた。
直子が『出張』で使っているホテルはとてもいいホテル、直子は一史に『期待』したかと尋ねる。
「僕は…期待、してもよかったのかな?あんな風に、別れを受け入れてもらった直子に。」
直子は別れを告げる時、一史の職場までやってきて自分の首にナイフを突きつけた。
2人はいい景色の中、見つめあいながら食事を楽しむのだったーーー…。
同時刻、大阪で理津子は離婚届を使って『離婚届DE屑入れ』を作っていた。
そして加絵子は小出に木野のとこの離婚届をとってもらい、ぐしゃぐしゃにして屑入れに入れた。
「これ、大人しく書いて渡すつもりでした?」
理津子は「だって」…と、加絵子も旦那が壊れるところ見てみたいですよね?と…まるで自分の気持ちと一緒と言わんばかりの言葉を発する。
「楽しみましょう。どうせ誰ひとり、傷つくのも傷つけるのも逃げられないんだし。」
理津子は静かにそう言って微笑んだ。
やられたりやり返されたり、傷つけたり傷つけられたり、報復合戦は始まったばかりなのだーーー…。


下に書いたよ~
サターンリターン35話の感想・考察
サターンリターンの最新話いかがでしたでしょうか♪( ´θ`)
今回は加絵子と木野の出会いが描かれていました。
木野との出会いは、普通だった自分が特別になれる幸せをくれた…そんな感じなんですかね。
加絵子が木野に惹かれる理由はわかりました。
まぁ木野は…被写体と密接になった方が良いものが撮れるから…とか何だ思ってるのかもしれませんが…まぁ基本的にナシですよね。
作品のためならば全部許されるんか…。
なら妻つくんなよ…って思ってしまいます。
理津子は理津子で渡された離婚届に何だか動揺している感じが伺えます。
あんな風に別れたのは自分なのにね…理津子はまだまだ謎が多い…。
それに一史も今どんな気持ちなのでしょう…。
こちらもわかりません…。
次回は2週間後の掲載です。
楽しみに待ちましょう(*゚▽゚*)




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週刊ビッグコミックスピリッツの他作品もネタバレ記事書いてます♪見ていってくださいね(*’ω’*)



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