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ポチごっこ。18話/2巻!最新話&最終話ネタバレあらすじと感想【「逃げてもいいんだよ」と言ってくれる存在が命を救った物語】

ポチごっこ。(アッチあい/作)最新話18話 2019年10月3日の週刊ヤングジャンプ2019年45号まで連載されていました。

ここでは、ポチごっこ。の最新話かつ最終話である18話のネタバレについてや、感想・考察を紹介していきます!
ページの最後に無料で読む方法を紹介していますので、最後までご覧ください!

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ポチごっこ。17話までのあらすじ

本のイラスト

自殺寸前のところを、女子高生・花によって”ポチ”として、家事が出来る飼い犬の生活を与えられる。しかしそれも、今日で終わろうとしていた……。

ポチごっこ。18話のネタバレ

思い出した雨の出逢い

強い雨が降り続けている。

大輪の菊の混じった大きな花束を抱えた少女はうつ向いたまま、そのバス停の屋根の下にいた。

と、小走りにスーツ姿の青年がそこに駆け込んでくる。

彼がビニール傘を畳んで、傘についた雨粒を落とす仕草をしていると、ポトっとパスケースが地面に落ちた。

バス停の、少し離れた位置に座っていた少女はそれに気づくが、青年はまだ気が付かずに「傘持っててよかった」と呟く。

そんな彼は、自分の方を見ていたセーラー服姿の少女と目が合った。

彼女はすぐに視線を逸らしたが、彼は『はっ』と自分の手に握る傘を見下ろした。

遠慮がちに彼女を見ると、彼女もまたチラリとこちらを見ている。

…慣れないことに戸惑いながらも、彼は切り出した。

「傘、貸そうか…」

少女は「え?」が何を言われているのか分からないと言わんばかりに訊き返すと、彼はその少女が傘が必要なのかと思ったというのだ。

やっと事態を理解した少女は、顔を赤らめてうろたえて「ちがうよ、パスケース…」と彼が落とし物をしていることを怒鳴り気味に教えるのだった。

…「なんなの…」と小声でこぼしながら、少女はまた下を向いてしまう。

雨はまだ静かに降り続いていた。

同じ椅子ではあるが、人一人分位離れたところに、腰を下ろした青年はスマホを取り出して画面を見つめていた。

そんな彼を盗み見ていた少女だったが、彼の寝癖が気になって、ついそれを教えてしまった。

「寝ぐせ?」と目の下のクマのハッキリと浮いた顔の彼は、おおざっぱに自分の頭を左手で握る。

「そこじゃない」

また違う頭部に手をやる青年。

「そこじゃなくて」

また…

「だからちがうって」

たまらず少女は「ぷっ」と噴き出していた。

笑っちゃいけない

直後、少女は口を押さえるように顔を隠した。

「え…?」

青年は何が起こったのか分からずに、でもまだ髪を直し続けている。

…黙り込む少女だったが、彼が尋ねてきた言葉に応えた。

「ずっと笑わないようにしていた」のだと彼女は言う。

「笑っちゃだめだから…」そう口を押えたまま、下を向いて呟く少女。

青年は、なぜ彼女がそんなことを言うのか理解できずにいたが、
「お父さんとお母さんが大好きだったから」笑う自分を許せないのだと、彼女が語った言葉でやっと状況が呑み込めた。

自分の胸に沸いた予想を確信に変えるように、彼女の持つ菊の花に青年も視線を落とした。

…少女の言葉、その花束は、彼女の両親がもうこの世に居ないだろうことを示唆している。

彼は「そっかあ」と一言言って、降り続ける雨を眺めていた……。

「でもさ…いいんじゃない?」と切り出す。

彼自身のことを語りだした。

笑おうとしても笑えず、つまらない毎日。

自分みたいな人生を送らずに済むなら、その方が良いと青年は言う。

「それに」

そうしてる間に、彼らが乗るバスが近づいていた…。

「君、笑ってた方が可愛いし」と青年は真顔でハッキリと彼女の方を見て言った。

目の前にバスが停まったが、うつ向いてしまった彼女が動き出さない様子に、青年は自分の傘をその場に置いて「使っていいよ」と、バスに乗り込んでいった。

バスが遠ざかり、また雨の『ザアアアアア』とした音だけが響き渡る。

「なんなの…」また少女は小さくつぶやいた。

そして…彼女は青年が置いていった傘を握り締めた。

「なんなのアイツ…」

その顔は、赤くなり、泣きそうな表情をたたえていた……。

 

笑っていてほしい

その日は、にこやかに、友寄の兄が花たち姉妹の家を再訪していた。

今日は友寄を迎えに来たのだ。

「どうもお世話になりました」と社交辞令を口にする彼に、こちらもまた社交辞令で「いえいえこちらこそ」と返す花の姉。

が、すぐに二人はガウガウと吠えあう犬の喧嘩のように、口汚くののしりあいをしだした。

友寄の兄は、先日弟がこの家に居ないと誤魔化されたことを、花の姉はかなり失礼だった友寄兄の態度を、互いに忘れていないのだ。

スーツ姿に着替えた友寄が改めて「お世話になりました」とあいさつすると、姉妹それぞれも返す。

最後に彼を救った花を見ると、「じゃあねポチ」と最後まで犬扱いだ。

そんな彼女を、友寄はじっと見つめる。

あまりに見つめるのでたじろいだ花に、

「花さんは…ずっと笑っててください」と彼は告げた。

それが何を意味するのか、花も気づく。

…雨のバス停で出逢った少女と青年…それが、花と友寄だったのを、友寄はやっと思い出したのだ。

「思い出すのおそすぎっ」と満面の笑みの花に見送られて、友寄は兄の運転する車に乗り込む。

…彼は再び、人間として社会に戻ろうとしていた……。

 

ポチごっこ。18話の感想・考察

やっと、二人の出逢いのエピソードがしっかりと描かれました!

これまでも小出しでありましたが、何か友寄がよほど、嫌なことでも花に言ったのかと思わされていたのですが、…嫌、場合によっては嫌かもしれませんけれど(笑)

両親を失い、笑う事を自分に禁じていた花を思わず笑わせてしまった友寄ですが、あの時点でもかなり“余裕がない“感じを受けます。

にもかかわらず、花の様子に心を砕いて、傘を貸そうとしたりできる心の根の友寄…。

そんな優しい彼だからこそ、会社で上手く立ち回れずにいたとも言えますが、花たちと生活する中で、学んだことも多かったはずです。

すぐにそれを生かすことは出来ないとしても、一度死んで“ポチ”になって、花たちのもとで学んだ自分らしさを生かした彼のこれからが見たくなります!(*´∀`)

今回でこの物語は終わりですが、友寄の本当の物語は始まったばかりですね……。

頑張りすぎて疲れてしまう前に、20~30代の人に読んで欲しい物語でした。

2019年11月には上下巻でコミックスも発売予定なので、一気読みしたい方はリマインドしましょう♪

ポチごっこ。18話についてのまとめ!

ポチごっこ。18話のネタバレや感想ついてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

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最後までお読みいただき、ありがとうございました(*’▽’)

どうぞ他の記事もご覧くださいね!

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