風光るネタバレ最終話/45巻!最新話の感想&あらすじもチェック!

風光るの最新話最終話は2020年5月28日の月刊flowers2020年7月号に連載されております!

ここでは、風光るの最新話である最終話のネタバレについてや、感想・考察を紹介していきたいと思います!

過去のネタバレはこっちだよっ

→風光るネタバレ253話/44巻!感想&あらすじもチェック!

→風光るネタバレ252話/44巻!感想&あらすじもチェック!

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風光る最終話のネタバレ

名前を呼んで

『ねぇ神谷さん きっと守ってくださいね 私が死んだらこの髪を必ず土方さんに届けてください 約束ですよ、いいですね』

そう言う総司だがセイは反応をしないーー…そんなセイにこっちを向いてほしいと総司はいい、自分は実は土方にセイへの遺書を預けていると話す。

だから死んだらそれを受け取ってくださいねと総司は言うが、そんなものいつの間に書いたんだ…とセイはやっと反応した。

セイの問いに総司はずーっとずーと前…それをこの前会いに来てくれた時に渡したと言うので、セイはなんて書いてあるのかを尋ねてみる。

「遺書ですよ?今教えてどうするんです」

目線を逸らしてムッとする総司に、セイは総司が嘘を言っていることに気づく。

総司の嘘はヘッタクソのバレバレ…と言うセイに、総司は読みたくないなら別いいと言うーーー…でもセイは読みたいけど聞こえないのだ。

『“神谷さん“なんて人ここにはいませんから 呼び掛けても聞こえないんです!』

セイがさっきからまともに反応しなかった理由はこれだ。

そう言われた総司は顔を赤らめ、それだけは勘弁してほしいと言う…恥ずかしいのだ。

でもセイは“旦那様“と呼んでいるのにそれはずるいと反抗するが、総司はできればそれもやめてほしいのだと言う。

祝言さえあげられず夫として総司は何の役にも立てないのにそんな呼び名は重いーー…呼ばれるたびに申し訳なくて…この上セイを呼び捨てなどできないのだ。

それを聞いたセイは自分を妻にしたことを悔いているのか…と涙を流す…でも総司はそう言う意味で言ったのではない。

『私ばっかり幸せみたいで…時々…身の置き所もない程恥ずかしくなるんです…』

神谷さんに申し訳ない事をしたと言う総司に、セイはそうじゃない…“セイ“と呼んでほしいーー…それだけで自分はこの世の誰よりも幸せだと胸を張れると言った。

そうセイに見つめられて総司は「セ…」と名前を呟こうとするーーー…しかし咳により呼ばれる事ななかった。

でもセイは今のは嘘だからいいのだろ言うーーー…

『私は今のままでも疾っくに天下一幸せです故』

そう言ってセイは総司に寄り添うのだったーーーー…。

最期に

『セイ』

総司は今生の最期の最後にセイの名前を呼んでくれたーーー…セイもそれを確かに聞き取った。

「ーーーあれは、『追って来い』という意味だって…受け取ってもいいですよね…?」

そう言って総司の顔を覗きながらセイは脇差しを抜こうとするーーー…

“なーーーー…“

そんな時今朝からずっといなかったフクの鳴き声が外から聞こえてきたので、セイは急いで外に出てフクを探す。

すると軒下でフクはなくなっていた。

2人して何なのよ…こんなのあんまりじゃないかとセイはフクを抱き上げて涙した。

「ーーーありがとう やっぱり福猫だったんだねお前…自分の寿命を旦那様に分けてくれたんだね そうして旦那様が寂しがらないように一緒に逝ってくれたんだね…」

そう言ってセイはフクを総司の横に連れて行く。

その場所はセイの場所だったーーー…でも邪魔をされてセイはタイミングを失ってしまうのだった。

素敵な夫婦

「神谷さーん 晩の仕度もう済ませちまいましたかー?」

外から平五郎の声が聞こえて来るーーー…項垂れるセイだったが、平五郎の元へ姿を表す。

平五郎の前に姿を現したセイは涙を流していたーーー…それに一体どうしたんだと平五郎は驚く。

「すみませんまだ出てますか涙?でも大丈夫です 平五郎さんのお陰で目は覚めました!」

そのセイの言葉に平五郎は総司が死んだこと、そしてその後をセイが追おうとしていることを察知した。

でもセイはもう後を追おうとは思わないーー…夫を弔うのは妻の務め、これを自分が果たさねば総司の恥になるところだったからーーー…。

慶應4年5月30日(1878年7月19日)江戸・千駄ヶ谷ーーー…植木屋平五郎の離れにて沖田総司藤原兼良逝く…享年25歳。

亡骸はセイの手で清められ平五郎夫妻以外の誰の弔問も受けぬまま、その夜の内に沖田家菩提寺麻生・専称寺に秘密裏に運ばれ埋葬される。

新政府軍に見咎められるのを避ける為である。

一連のことが終わり、セイは平五郎にお礼をいう…一緒にフクのお墓まで作ってくれた。

嘉代は今日は疲れているだろうし、母屋の方でお休みになられないかとセイに声をかけるーー…しかしセイは切腹するような真似はしないからご心配なく…と離れの方へと戻るのだった。

「…オイお嘉代 神谷さんの事だけどよ アレ本当の本当は本物の女子なんじゃねえのかな…」

セイが家に戻った後平五郎はそう呟くーー…今ごろ気づいた夫の発言に嘉代は驚いた。

あの2人のお互いどれだけ愛おしいと思ってるか一目でわかる夫婦ぶりだったーーー…変装であんな顔できるものか…と、嘉代はしばらく前から気づいているのであった。

周りの変化

セイは家に戻り、部屋がとても広かったことに驚いた。

そして小さな仏壇と脇差しを置き、懐に入れていたポトガラを手にとった。

あの時は嫌々だったけど撮っていて良かったーーー…嫌々だったけど本当はずっと幸せだったことにセイは気づく。

沖田先生と出会えてから 今も これから きっとこの想いが消えない限り、セイに幸せでない日なんてこないーー…だって先生はもう永遠にセイと一緒なのだから。

会いたければもういつだって会いに行けるんだからーーー…そうしてセイは半月ほどの間をたった1人、総司の思い出と共に千駄ヶ谷で過ごした。

それから静かに決意したーーー…

「ーーーでは旦那様 行きたくないけど行って参ります」

セイはお墓で手を合わしながらそう呟き、動き出す。

とは言っても土方なんて今どこでどうしてるやらわからないし、とりあえず会津を目指すしかないのかと考えるセイ。

「父ちゃんをどこへ連れてくんだっ!父ちゃんを離せっ!!」

そう騒がしく叫ぶ子供がいたのでセイは目を向けるーーー…すると子供の父親が新政府軍に連れていかれようとしていた。

セイはその場にいたおばあちゃんに何があったのかを聞くと、「シッ!」と静かにするよう言われ、彰義隊の敗残兵狩りが行われているのを知らないのかと言われる。

彰義隊…というのは確か旧幕府側の上野の寛永寺を陣営にしてる義勇隊のこと。

お婆さんは一月も前に上野で戦争があったことを教えてくれるーーー…“官軍“共だ押し寄せて酷いもの、そっから逃げた兵隊を匿ったって町衆がもう何人も連れ去られているのだそう。

セイは平五郎たちが総司の身体に触るから黙ってくれていて、世間の情報に疎かったーーー…本当に千駄ヶ谷は外の騒音なんてまるで聞こえ得ない別天地そのものだった。

“上野“で戦争ということで、セイは法眼の仮宅から1里も離れていないーー…身重の身体のトキ、そして銈太郎は大丈夫なのかと心配になり駆けるのだったーーー…。

上野へ

上野戦争 慶應4年5月15日(1868年7月4日) 旧幕府方の軍地頭・勝安房守(海舟)の認可により市中警護にあたっていた彰義隊は、徳川贔屓の江戸っ子から絶大な人気を得て肥大化…その規模は3千人にも及んだ。

これを危険視した新政府軍は彰義隊の掃討を決定…周到な戦略と1万の軍勢、加えて最新の兵器を背景に開かれたこの戦いは半日とかからずに新政府軍側の勝利に終わった。

東の都・江戸ではいよいよ西の軍政に乗っ奪られてきたのである。

かくて浅草・今戸ーーー…セイが足を運ぶとトキは無事だった。

町は官兵だらけだったけど、女子姿が役に立ってセイはここまでやって来れた。

“どさガラガラ“

そんなトキ帰ってきた銈太郎が女子姿のセイを見て驚いたようーー…そういえば彼は何も知らなかったのだ。

3人は一息つき、銈太郎は総司の方はいかがか…と聞いてきたので、セイはおかげさまでとても安らかに送ることができたと伝える。

えっと驚く銈太郎たちをよそに、セイは総司の遺言で土方に形見を届けなきゃいけないのだが、この通り上野の戦争にも気づかないような呑気な暮らしをしていたから情報もなく、会津に行かれた法眼から様子を知らせるお便りでもないかと話す。

「馬鹿を仰らないでくださいましっ!!」

これにトキは女子の身でまだ戦ばへ向かおうとするセイをとがめるーー…それにそんなこと総司も望むはずがないと諭そうとする。

しかしセイからしたらその辺がもう先生の先生らる所以なんだという。

『後を追うな』と100遍言ってもセイには無駄だとわかっていたーー…だからわざと無理難題を言いつけてセイをしなせまいと考えてくれたのだと…セイは考える。

銈太郎はむしろ普通に死ぬ確率があがる遺言なのでは…というが、でもそこはセイがその難題を遂行できる“武士“だと認めてくださってるんだ…と思えて、嬉しいからセイはやり遂げたいのだという。

それに感心した銈太郎は力の限り尽力してくれるというーー…今も旧幕府軍の戦況を知るべく駆け回ってきたところなのだ。

「特に神谷さん 原田左之助という人は新撰組の戦士で間違いありませんか?」

銈太郎の質問にセイは結成以来の大幹部‥総司共大の仲良しで本当に迷惑したと話してくれる。

「残念はお話なんですが…この上野戦争で亡くなられたそうです」

あの人に限って死ぬはずがない…とセイは動揺する…それに何故原田が彰義隊にいるのかもわからない。

銈太郎も詳しいことはわからないのだが、医学所の者が遠縁の家に呼ばれて密かに治療をや飲まれていたが残念なことに…とのことらしい。

セイは行かなきゃーーー…そう強く思う。

行きたい!同士たちが死ぬ前に 自分も共に戦いたいーーー…新撰組が今どこにいるのかーー…セイは探し出すのだった。

怪我のため会津へ

慶應4年4月23日(1868年5月15日) 旧幕府軍参謀として出陣していた土方は宇都宮城の攻防戦にて負傷…戦線離脱して今市へ退く。

この年の1月、鳥羽・伏見の戦いから江戸へ逃げ帰った徳川家15代当主慶喜は無理やりに同道した会津藩主・松平肥後守容保とその軍勢を新政府軍への恭順の証として真っ先に江戸から追放した。

将軍家への末代までの忠誠を藩是とし、徹底的な士道教育で最強の軍を育て続けてきた会津の失意は計り知れず、故に旧幕臣は言うに及ばず心ある者たちはみんな会津への同情を禁じ得なかった。

そして誰もが確信していたーー…いかに慶喜が恭順し江戸城を明け渡そうとも、新政府が決して会津軍の存在を看過するはずのない事を。

そしてそれこそが新政府を抗する者達を続々と会津に集結させる所以であったーーー…。

負傷した土方は怪我の治療をするため会津にやってくるーー…すると土方が怪我をしたと聞いた斎藤がやってきた。

山口に土方は無事だというが、そうは見えない顔色にツッコむ斎藤…城下まで今しばらくあるが旅宿に医者を呼んでくれてるという。

南部先生がいる…と期待を込めるが、南部先生は藩命で江戸へ出張しているのでいないそう。

会津には蘭方医が少なすぎる故、肥後守様は友人・知人を頼りに蘭医を集めに行ったそうなので、その戦争の準備の抜かりなさに土方は凄みを感じる。

流山や甲州以来の戦士も日々会津へ集結しているーー…それらはまとめて城下七日町の静江屋という旅籠に…と斎藤が説明している時、土方は近藤のことを尋ねる。

しかし斎藤も近藤のことは知らなかった。

別行動にはなったが会津で落ち合うことになっていたはずーー心配は無用、約束したのだから近藤は絶対に来ると土方は信じるのだったーーー…。

新隊長

会津城下の歓迎ぶりは戦士達の士気を忽ちに鼓舞し、土方の不安をもしばし忘れさせた。

そしてよくある様にその直後から土方の容体は増悪…高め続けていた緊張の限界がきたのだろう。

寝込む土方は斎藤にそろそろ藩命が下りただろうと、新撰組はどこの固めかを尋ねる。

「白河城です 明日出陣します」

それを聞いた近藤は本望だと思うーー…白河は攻め上ってくる新政府軍との攻防の要。

「明日からお前が指揮を執れ 山口 新撰組の隊長に任命する」

斎藤(山口)はあまりにも荷が重いと話すが、土方は辞退は認めんという。

そして土方は“副長“のままーー…気に入っているから譲る気はないとのことだ。

それを聞いた斎藤は引き受ける外はなさそうだといい、斯くして閏4月6日山口二郎こと斉藤一は会津藩主・松平容保から正式な下知を受け、“会津新撰組“の隊長として白河へ向け出陣した。

隊が出陣してから土方はほとんど口を聞くこともなく眠ってばかりーー…と銀は嘆くが、実際のところ傷がひどく十分には寝れていないはず。

十分命どりになる深手故みんなで心して看病することになる。

その後も続々と旧幕臣や佐幕派の諸隊が会津に参入し、城下では女子供までが戦に向けての準備に奔走した。

その中で寝ている事しかできない無念の日々は一層土方の心身を苛んだーーー…

「副長っっ!!南部先生と松本法眼が一緒に帰って来ましたぁっ!」

ちょうど会津へ向かおうとした法眼一行と佐倉で南部先生が出会す…そんな偶然のおかげでこれから土方はようやく快方へ向かうのだったーーー…。

悔しき思い

それでも土方が戦線に復帰するまでには尚2ヶ月半もの時を要した。

「メース(師匠) あの話は…」

法眼に話しかけてくる僧に、法眼はでき得る限り知らせないでおけと指示する。

今更知ったところで何一つ役には立たないーー…そう思っていたその時、食事を土方に運んでくれた僧の叔母が急に涙をぽろっと流した。

それにどうかしたかを土方が聞くと、叔母が甥っ子から局長の話を聞いたら…と言ったので土方は近藤に何があったのかと反応する。

その様子から叔母は土方が何も知らないんだと知ってそそくさと出ていくーー…しかしこれで十分、土方は勘付き法眼に近藤が死んだのかを尋ねる。

「土方…!ーーーそれだけじゃねぇ…!俺ぁ未来永劫許さねぇ西軍の奴ら…近藤を…あの誠の武士を斬首刑にしやがったんだ…!!」

涙ながらに話す法眼…土方も何故そんひどい事を…と涙した。

そこまで非道い扱いを受けさせるくらいなら、何故『ここで腹を切る』と言ったときに死なせてやらなかったのか…土方は申し訳ない気持ちでいっぱいになるのだった。

去る4月25日 板橋で行われた近藤勇の斬首刑は江戸の町方へ翌日には広がった。

会津への出発を目前にしていた良順はあまりの事に信じられず晒し場まで行って確かめたという。

挙句京の三条河原にまで晒すという近藤の首…どれだけ近藤を恐れてたかって証、クドロクでもない芋侍供がよっと法眼は叫んだ。

「ーーー仇は討ちます…!官軍を名乗る者のこんな非道を許したら、この国の士道は滅びます!!」

まさにこれが会津に代表される反政府の武士達の狂おしいまでの思いであった。

そしてこの戦いは攻防を繰り返しながら長く長く続いたーーー…。

いくつかの別れ

やがて新政府軍の圧倒的な軍事力に屈して寝返る藩が相次ぎ、会津の降伏も余儀なしかの戦況が見えて来ると、尚怒りに燃える武士達は北を目指した。

「蝦夷の地に旧幕臣で共和国を作るんだ!」

艦を脱走して来た榎本が旧幕海軍の力とこの海律全書があれば世界を味方につけて新政府軍に対抗できる‥と土方に話を持ちかけて来た。

榎本は土方には是非とも軍隊の総督をやってもらわねば困ると話し、斎藤も今にも落城せんとする会津を見捨てていくなど誠義にあらず…と話す。

「とは言え新撰組は疾うに幕府の直参です 副長はその義の為に進んでください 会津は俺が」

斎藤はそうとも話してくれるのだった。

そうして武士達は“会津士魂“を旗印に誇りを持って死地に赴いた。

一方藩主・容保は医師・良順の玉砕覚悟を強く懸念し、その志にのみ鳴謝して会津脱走を強制した。

法眼には江戸へ戻って洋方医学の普及にこそ命を賭して欲しい…と言われれば法眼は帰らなければならぬ。

法眼は土方に命を粗末にするんじゃないぞとお灸をすえ、2人は別れるのだった。

そしてまた出会い

「銀!?お前田村銀之助じゃねえか!?」

榎本艦隊の船の上で銀に話しかけて来たのは野村利三郎だった…そして一緒に相馬もいた。

相馬と野村は土方を見かけるやいな、土方をお守することもできずにおめおめと生き残ってしまったことを土下座して謝った。

せめてこの上は土方に恥じない生き方をしたいと江戸で幕府の陸軍隊に志願してこの場にいるという2人は、近藤の死について口にしようとする。

それを土方は承知している方言わんでいい…と言い、2人が生きて戻ってくれたこと…それは近藤は本望だろうと言ってくれた。

副長…と涙する2人は、もう“局長“と呼ぶべきなのかと戸惑う。

「否…!新撰組の局長は永遠に近藤勇だ」

なんだか雰囲気の変わった土方に驚く2人ーーー…相馬は近藤が共におられるんだと嬉しそうに涙を流すのだったーーー…。

蝦夷の地へ

そして明治元年10月26日(1868年12月9日) 新政府の下にある函館府と同盟する松前藩兵らをあっさり蹴散らし、旧幕軍は函館・五稜郭に無血入城。

20日鷲の木に上陸して以後、極寒の中を新政府軍と戦いながら道程は苦難を極めたが、初めてめにする星型の城郭は彼らにとって正に“新天地“の象徴に映ったに違いない。

この蝦夷の地が武士の国になるのか…と榎本は目を輝かす。

“奸軍“なんぞに邪魔はさせないーー…徳川は終わってもその300年の恩恵に報いたいと願った侍がこの国の祖なのだと語り使える種を残したいんだと榎本は夢物語のようなことを話すのだった。

そして松前城攻略から退却する藩兵を追っての江刺進軍…戦には大勝したが、ここで榎本艦隊はまさかの深刻な大損失を被る。

俄かな暴風雪による旗艦・開陽の座礁…そして沈ぼつである。

この大失態は榎本を打ちのめしたが土方は動揺せず榎本を励ました。

榎本が下を向いたら“蝦夷共和国“は体をなさんと言われ、榎本はその通りだと思い…むしろ今は無事蝦夷の平定を得たことを祝うべきだと喜んだ。

さらに彼らの米国の法制に倣って入札による“選挙“を行い公正に閣僚を選出ーー…総裁に榎本が選ばれると諸外国の領事を招いて蝦夷が事実上の独立国であることを宣言した。

ちなみにこの時の入札で土方は陸軍奉行並役と函館市中取締・陸海軍裁判局頭取の兼務となったーーー…即ち新撰組による支柱巡察が函館の町で復活したのだったーー…。

また1人

斯くして明治元年・戊辰の年はこの1年の激動を労うかの如く穏やかに暮れ希望に満ちた新年があけた。

遅い春を待ちながら新しい国造りに官僚達は熱中した。

しかしこの穏やかな日々が長く続かないことを兵士たちは知っていたーーー…3月中旬(新暦4月下旬) 最新鋭の甲鉄を含む新幕府の艦隊が旧幕軍掃討のやめに北上を開始する。

間諜からこの報が入ると海軍方は湧き上がった。

甲鉄は榎本達幕府が買った城…横取りをした新政府から奪還を狙う。

しかしここでも旧幕軍は天候の急変に泣くーー…出向した回天・高雄・蟠龍の内接舷に適した2艦が使えなくなり、援護艦であったはずの回天のみで決行となるのである。

結果 惨敗…僅かに7名しか乗り移れず、内5名が討死。

「野村!!戻れ!!退却命令だ!!」

相馬に呼びかけられる野村だが、野村はこちとらもともと生きて還る気なんかないと言って構うなという。

土方もそんな野村を引き戻そうとするーーー…

「副長…っ!!先に言って局長と待っーーーー…!」

野村は敵に撃たれ、海に落ちていった。

明治2年3月25日(1869年5月6日) 野村利三郎討死 享年26歳であったーー…。

再会

4月 新政府軍函館襲来の報が届く人町の緊張は一気に高まり、新撰組は函館湾を望む弁天台場を本営として函館山周辺の守備を担った。

そして土方は相馬に弁天台場の隊長を任した。

そのことを聞きけた銀は自分も弁天台場に行きたいと土方にいうが、土方は銀は明日から榎本付に転属させた。

それは修学のため…特に外国語はこの先いくらでも必要となるからだ。

明日戦争が始まるかもしれないのに意味がないと銀はいうが、土方は銀如き役立たずを台場に連れて行くのに比べてばよほど意味がないという。

そんな時部屋のドアを叩く者がいたーーー…

「相変わらずですねぇ鬼副長 死なせたくない体と素直に仰ればいいのに」

江戸での特命を終え、ようやく追いついたと言ってセイが現れるのだった。

土方は銀に席を外させ、いいというまで2階に誰も上がらせるなと言うのだったーー…。

土方とセイ

セイは弁天台場に新撰組がいると聞いて訪ねたら、相馬が色々手配してくれとのだという。

土方は総司がいつ死んだのかと尋ねる…セイはそれに昨年の5月30日と伝え、遺髪を副長に必ず届けよと遺言をと言って渡した。

「で 夫婦にはなれたのか?」

土方の発言に自分は男だと慌てるセイ…しかし疾うの昔に土方はセイが女であることに気がついていた。

子供は?と土方が言って来たので、そんな者授かったらこんなとこに来てると思うかとセイは怒った。

ほんのひと月ほどの間だったし、誰に許可を得た訳でもない口約束だけのことだからーー…沖田家に対してはもちろん、この先誰にも妻を名乗るつもりはないというセイ。

「…それでも 本当に全身全霊で愛して頂いたと思います 幸せでした 思い残す事は何一つありません」

そう言ったセイだったが、総司が土方に託したという自分宛の遺書は心のこりだよ話すが、土方はそんなもの覚えがないという。

これにどうせそうだと思っていたと笑うセイ。

「然らば!今度こそ何一つ悔いはござりません故 神谷清三郎 本日只今から新撰組に復帰致します!」

しかし土方は女子としれた者を新撰組には戻せないという。

とっくに知ってはいたけど、セイは否定していた‥確証がない限り裁かないのが土方の心情ーー…しかし今はそうではないのだ。

総司からの遺書

セイは居させてくれるようお願いするも、土方は函館はまもなく新政府との決戦の場になる…土方達はみんな玉砕を覚悟している。

そんな事セイにもわかっている…わかった上で一緒に居させて欲しいのだ。

ここに来るまでの途次、原田が上野戦争で…斎藤が会津の如来堂で亡くなったと知った。

総司も近藤も大大大好きで大切な人たちが既に彼岸にいる…なぜ自分だけ生きねばならないのかセイにはわからない。

決戦の間に合ったのは奇跡ーー…自分も武士として最期まで戦って死にたいというセイに、土方はそんな事総司は望んでいないという。

そんな事セイにもわかっているが、自分は1人でさっさと彼岸に逝ってるのに彼岸ではどんどん仲間が増え、自分は1人今生に残って一体何を生きがいにしろというのか。

セイは総司の遺志は形見を届けたことで果たせたーー…これが叶わぬうちは自害するのを遅らせていたに過ぎないと脇差を抜こうとする。

これを土方がビンタで阻止するーーー…セイは死なせてもう死なせて…とその場で蹲った。

「ーーー待て…そういう事なのか…?総司…」

土方はあることに気づき、くらっとする。

だから自分の元にセイをこさせたのかーーー…土方はセイに総司の遺書は覚えがないが、その遺志は今受け取ったとはなし、これからセイに“希望“を授けると言って上着を脱いだ。

目を閉じて自分のことを総司だと思えばいいーー…これは総司の遺言『あとは土方さんがなんとかしろ』ってことだと土方は事を進めようとする。

「馬鹿にするなッ!!」

セイは土方にアッパーを喰らわし阻止をする。

女をなんだと思ってるんだ…勝手な解釈をしないでくれと話すセイに、土方は力ずくなんてのは好みじゃないという。

下衆な土方にセイは怒るーーー…そんなセイを力の限り抗うがいいと土方は笑った。

「いいぞその調子だ!」と笑う土方にセイはこんなのが総司の遺志な訳ないと叫ぶ。

「そうだ叫べ!!もっともっと… 生きてくれーーーーー…!」

そう言って土方は涙を流したーーー…

『生きてください 神谷さん ずっと一緒にいますから』

総司は、風の中に、揺れる草に、いつも自分を探して欲しいと言った。

セイが探してくれる‥セイがいる限り自分はきっとそこにいるのだーーー…と。

土方の最期

銀はやけに騒がしかったけど、上の2人は何をしているだろうと思う。

それにしてもいつまで見張ってなきゃいけないのかーーー…それくらい長い時間が過ぎようとしているのだった。

「ーーーでは副長 明け切る前に出ます」

そういうセイに、土方は船が横浜に着いたらこれを持って日野の佐藤を訪ねろと自分の証だとわかる歯形を渡した。

「ーー然らば 神谷清三郎 お前は実に見事な武士であった この程の武士を俺は他にひとりとして知らぬ」

どうか100年でも生き抜いてこの国の誠の侍のいた事を語り継いでくれと土方は話す。

武士の時代は終わるーー…その時代と共に逝ける事を自分は本望だと思っているのだ。

「ーーー終わりません!まだ私が生きています!」

セイは涙を流しながらそう言い放った。

ーーーそれがセイが土方を見た最後となった。

以後新政府軍の侵攻はますます激しくなり、明治2年5月11日(18691年6月20日) ついに函館市中は新政府軍の手に落ち、弁天台場は孤立した。

五稜郭にあった土方は両城する新撰組を救うために騎馬にて出陣ーーー…一本木関門付近での戦闘に於いて被弾。

「…楽しかったな…勝…っ…」

土方歳三義豊 戦死享年35歳。

『…トシ!』

土方は近藤と沖田に呼びかけられ目を覚ます。

そろそろ試衛館へ戻るとする二人に土方は何が起きているのかわからずキョトンとした。

山並さんに源さん…平助に左之助ーー…あたりを見渡すとたくさんいるひと達。

しかしその中に新八がいなかったのでその事を尋ねると、新八は何か後片付けがあるとかで合流は遅れるのだという。

『へぇ…不器用だからなぁアイツは』

土方はそう呟くのだったーーー…。

数年がたち…

そして5月18日 旧幕軍総裁・榎本武揚は数度にわたる和議を受け、ついに降伏を決意ーー…戊辰から続いた新しい国造りをめぐる戦いは漸く終結を迎えた。

数年後榎本も松本良順も明治政府に再三請われて出仕し、日本国の為に大活躍するのだがそれはまた後の話にしよう。

7月初旬 夏に盛りに漸くセイは日野へたどり着く。

女子姿で帰って来たセイは体調が悪そうで、佐藤はこの暑さで中暑じゃないかしら…と言われうが、セイが催していたのは吐き気なのだった。

それから2年をセイは佐藤家で過ごし、やがて江戸へ出て良順の元本格的に医の道へ進んだ。

多忙を極める日々はセイに悲しむ暇を与えなかった。

明治8年春ーーーー…セイは斎藤と遭遇する。

あの当時玉砕と伝わった斎藤だが、今は藤原五郎と名乗っているという。

女子になったのだなと斎藤に指摘され、戸惑うも今は富永セイと名乗って法眼の手伝いをしている事を明かす。

「かか様!」

そう言って近づいて来たのはセイの子供・誠ーーー…6歳(数え年、満年齢では5歳)だといいう。

誠は総司に瓜二つ…山口は驚いた。

誠はオキタさんて誰…誠の父様かと母に尋ねるとセイは内緒だという。

「これだけは覚えててくれればいいの!あなたは武士の子よ」

私たちは決して忘れない…己を信じる“誠“のために命を懸けた、最後の武士達がいた事をーーーー…!

わたしの感想も忘れずに見ていってねっ
下に書いたよ~
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風光る最終話の感想・考察

風光るの最終話いかがでしたでしょうか(⌒▽⌒)

連載23年です…ついに終わってしまいました…。
先生本当にお疲れ様です_:(´ཀ`」 ∠):

いろんなことに圧倒された最終話…よかったです。

総司が死んだことによって…セイも後を追いたくなる気持ちわかります。
でも土方に形見を届けなければ…という思いでなんとか動きます。

そして総司が亡くなった1年ごに2人は再会しました。

でもセイは武士としても死ねないとわかるやいな、自ら命を立とうとしましたね…。
あの役目…土方でなければいけなかったのでしょうね‥。

他の誰でもダメだった。

いろんな事を考えると…あそこらへんは泣けました。

日が明け…って言ってたんで、2人は結局1晩を過ごしたんですかね…。
なんとかセイは子を身篭り、生きる為前を向きました。

父は土方でしょう…でも簡単に明かさないのは、そこに詰まった想いがたくさんあるからですかね。

総司に似ているというその子供…それはまるで総司の生まれ変わりのようだと感じました。

土方が最後新八はどこだと言いますが、新八は生き延びているんでしたよね。
出会うのは先…でもまた出会えます。

本当に良い作品をありがとうございました。
番外編が11月発売のものに掲載だそうです♪( ´θ`)

それをまた楽しみに待ちましょう。

戻らないで( ノД`) 他作品も見て行って欲しいな( ノД`)
お姉ちゃん、、無理言わないの笑

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月刊flowersの他作品もネタバレ記事書いてます♪見ていってくださいね(*’ω’*)

→月刊flowersネタバレ一覧

文字じゃなくて漫画でみたいよ泣
お姉ちゃん
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また、すぐに解約もできますので、どうしても必要なければ、1ヶ月以内に解約をすると、追加料金の心配はないですね!

忘れっぽいお姉ちゃんでも安心だね笑
忘れないもん><

最後までお読みいただき、ありがとうございました(*’▽’)

最後まで見てくれてありがとう!
大好きだよっ
お姉ちゃん、、調子いいんだから、、
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