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あの子の子どもの最新話8話は2021年12月13日の別冊フレンド2022年1月号に連載されております！
ここでは、あの子の子どもの最新話である8話のネタバレについてや、感想・考察を紹介していきたいと思います！
あの子の子ども8話のネタバレ
打ち明け
お母さんに自分の口から妊娠の事実を告げようと決意した福は「あのね」と複雑そうな顔をしながら母から手を離し、妊娠したことを伝える。
そして今日病院に行ってきたこと、現在8週であること、相手は宝だということも話す。
福が「それで…」とまだ何か言いかけたとき、お母さんは「そっかぁ…」と２回へらっと笑いながら呟いた。
話を遮ってしまったとお母さんは福の話を聞くことに……すると福から妊娠の話をしに宝のお母さんが今から来ることを伝えると「そういうコト？！」とお母さんはガタッと椅子から立ち上がる。
なにか複雑そうにしながらも了解…と飲み込むお母さんは少し困っていた顔から、再びにこっと笑顔に戻るのだった。
福はお母さんが驚かなかったので、知っていた？それともお兄ちゃんが何か言ってた？と聞いてみる。
お母さんはお兄ちゃん知ってるの？！と驚くが福は言ってない。
言わない方がいい……お兄ちゃんは絶対怒るだろうからと2人の意見は一致する。
お母さんは”そうかな”と思っていたそう。
福の様子が変だし、生理用品も減っていなかったからーーー…どうしたもんかと考えていたその矢先、福から言ってくれてよかった……お母さんはそう言ってくれる。
福はどこかすがるように、ごめんねと謝ってこれからどうしたらいいと思うかと意見を求める。
しかしお母さんはそれは福と宝が決めることだとキッパリと言う。
なんて答えてほしかった？お母さんが言ったとおりにするの？それで後々お母さんのせいにされちゃたまんない……ちゃんと自分で考えなさい、と。
自分でしたことは自分で責任を取りなさい……福のお母さんはいつもそう言っていると言うのだ。
まさかそんなことを言われると思っていなかった福は頭が真っ白になって固まる。
そんな時”ピンポーン”とチャイムがなり、宝たちが来たとお母さんは立ちあがる……そんな時福の腕にぶつかり、それに連なってカップが倒れてココアが溢れた。
しまった…えっと…あー…と戸惑い、お母さんはぐしゃぐしゃと髪をぐしぐししてそのまま玄関の方に行ってしまった。
残された福は「ははは」と笑う。
お母さんが言った言葉……つまり勝手にしろってことか？と福は見捨てられた…思い、思わず涙が溢れた。
福はぼーっとしながらココアを服の袖で拭いてると「あっ」と言ってお母さんが戻ってくる。
お母さんはなんで袖で拭くの？！布巾おいてるのに！ともぉどと怒る。
脱いで脱いで！と福の服を脱がし、ついでにお風呂入ってきなさい！とお母さんは福を風呂に突っ込んだ。
その間、福のお母さんは福の汚した服を洗いながら何か考え込んだ様子なのだったーーー…。
暗闇
福はお風呂をあがり、宝たちはなんて言っていたかと聞いてみる。
なのでお母さんは水曜日に話し合いことになったと伝え、福の体調を気遣って炭酸水を飲むか？と聞く。
福が「う、ううん」と答えると、お母さんはつわりの時水飲まなくて炭酸水なら飲めたんだよね〜あれなんだったんだろ〜といつも通りの様子だった。
もう寝るねと福が言ってもお母さんは「はい、おやすみ」と言うだけ。
福は部屋にいき、お母さんは関係ありませんって感じ？と感じる。
どうしようもない感情に見舞われ、福は肩にかけていたタオルを床に投げつけ、タンスの上に整理していた本たちを床にぶち撒け、カーテンを引っ張り、布団を荒らす。
机を上に持ち上げ床に投げてやろうーーー…としたのは思いとどまって止め、福は机を戻しその上を”ごん”と叩き、自分の頭も叩いて涙を流す。
福は長い1日にとても疲れた。
そして明後日までに自分の気持ちの整理をしなきゃ…と考え始める。
宝のお母さんは中絶一択だし、自分のお母さんはあんなん……自分の意見がないと話し合いにならないと自分がどうしたいかを考える。
そんな時昔拾った猫のことを思い出し、中絶はできればしたくない…と思う。
ポロッと涙がこぼれる福ーーー…中絶したくないと思って産んでも育てていける自信はない、けど自信とか言ってる場合じゃない……大変なのは承知で頑張ればなる。
なんとなかる、そう言い聞かせる福。
宝と一緒なら大丈夫ーーー…福は制度とか調べてくれていた宝のノートを荒れた部屋で探すと、ノートは開いていたペットボトルによってびしょびしょになっていた。
滲んだノートを見ながら、なんとかなる？親にはどっちも頼れなくて、学歴も高校中退とかで、お金もなくてーー…自分たちは自己責任でいいけど子供たちは？と考える。
子供たちはそれで幸せになれるのか？堕ろせないから産むってものすごいエゴなのでは？
でも心臓は動いていてもう生きている。
そんな時『特別養子縁組』の文字が目に入って一瞬考えたところで、いや！産んで他人に任せるってそれこそ無責任じゃ？！となる。
しかし分からない、福には正解が見えず混乱した。
頭に手を立てぐるぐるしてると、朝日が出てきて福を照らしてできた影が”黒猫”みたいに見え猫の”祝”のことを思い出し元気かな…なんて思う。
拾って他人に一度やってんじゃん……福は最低と自分に呟いた。
福はそれから荒れた部屋の中から定規を探し出し、15ミリの部分を指ではかるーーー…今自分のお腹の中にはそのサイズの赤ちゃんがいるのだ。
福はそのまま机に突っ伏して眠りについていた。
朝部屋に入ってきたお母さんは荒れた部屋、泣き疲れた福を見て、なだ優しく布団をかけてあげるのだったーーー…。
祝
福はあったかい手に抱かれる夢を見た。
朝、福が目覚めると荒れた部屋がそこにーーー…福は部屋をそのまんまにし、お母さんと顔を合わせることなく外に出かけていった。
お母さんの手はあったかかったな……もう二度と握ることはないかもと思ったと考える。
朝日は眩しいーーー…前を向けないけど、暗闇よりは足元がよく見えた。
福はそのまま祝をもらってくれた月島さんの家にいく。
外からこっそりの中を覗くと、縁側に本を読む月島さん…そして横では祝が寝ていた。
福は祝の姿を見てそのまま帰ろうと思っていたーーー…のだが、月島さんに気づかれてしまい中に入れてもらった。
月島さんとの会話に少し和んだ福は、祝は幸せだね……と呟くと、月島さんは「本人しか分からんな」と返す。
そんな時寝ていた祝は起き、福のことをみつけてのそのそと近づいて行って福に登っていく。
祝は最近太ってきたようで重かった。
でもとてもあったかいーーー…福は祝を抱きしめるのだったーーー…。
下に書いたよ～
あの子の子ども8話の感想・考察
あの子の子ども、いかがでしたか？(*^o^*)
福はお母さんに見捨てられたって思っちゃったんですね。
親目線から読むと全然そんなことはないんですけどね……確かに高校生の子はそう思ってしまうかもしれません。
でも口を出すのって簡単なんです。
堕ろせ、とか○○しろって。
自分で考えさせる、そっちの方が不安だし……なんたってまだ高校生。
いろいろ言いたいことはあるだろうから、福のお母さんの気持ちを思うとぐっとなりました…。
福のお母さんも内心はとても戸惑っていますよね。
でも福の不安な気持ちだってもちろんわかります。
これからどうしていこう、ほんと暗闇の中ですよね。
特別養子縁組…悪いことじゃないと思いますけどね。
無責任なんて絶対ない。
育てられないなら私はすればいいと思う派です。
無理に生んで支援に繋がらず虐待に繋がっていくパターンも少なからずあるわけで……そうなるなら特別養子縁組してくれればよかったのに…！とか考えたりもします。
虐待のニュースを見たらな。
まぁ、少し話はそれましたが福がこうやって子供について真剣に考えるのはもう親への一歩なのではないでしょうか。
次回は母と母の衝突…とのこと。宝のお母さんも強そうですよね。
内容気になります！
来月を楽しみに待ちましょう。
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